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年頭のご挨拶

[2024.01.24]

 

2024年は元日より大変な年となりました。

この度の地震により被害を受けた皆様に、心よりお見舞い申しあげます。そして一日も早い復旧、復興を皆様と共にお祈りしたいと思います。

昨年はようやくコロナ以前の日常が戻った一年でした。世界を見ますと、一昨年からのロシアとウクライナの戦争は膠着状態に陥っており、昨年10月にはイスラエルとパレスチナのハマスの紛争が起こるなど、不穏な状況が続いています。民族と宗教の問題だけでなく、気候変動・天災に関連して水・食料、エネルギー資源・鉱物資源、領地・国土など多様な要因を孕んだ生存を賭けての奪い合い(戦争・紛争)が後を絶たちません。孟子は「春秋に義戦なし」と言いました。日本も中国、韓国、ロシアとは国境問題が残されたままです。北朝鮮の脅威は高まるばかりです。しかし、国内政治は不条理が蔓延し、混乱が続いています。年末のダイハツ自動車の不正発覚。そして元日の能登を中心に甚大な被害をもたらした大地震。さらに正月2日の羽田空港での航空機事故。日本の安全安心が脅かされています。庶民は強かに、懸命かつ賢明に生きるしかありません。

今年は私たちの病院が長町に設立されて110年になります。大正3年の設立時には「お助け病院」と呼ばれていたと伝えられています。長町を含む地域は金沢市でも高齢者人口が多く、高齢化率が高い地域であり、私たちの病院の役割は重要であると考えています。私たちはお助け病院の原点に立ち返り、地域の皆様にとって身近にあり、頼りになる病院を目指してします。どうかご意見、ご要望をお寄せください。また、月一回開設しています「何でも相談所」の窓口へもお気軽に相談においでください。

私たちは、地域の住民の皆様、地域の各種団体の皆様、地域の診療所・薬局・施設の皆様、地域の企業の皆様と力を合わせて地域の医療を守って生きたいと考えています。どうぞ、宜しくお願いいたします。

                                       金沢聖霊総合病院 病院長 宮森弘年

 

 

 

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