沿革
当院は、大正元年ドイツ人カトリック宣教師 故 ヨゼフ・ライネルス師が北陸地方巡視の砌、この地方の医療事情が乏しい状況を見て、
ヨーロッパ、アメリカ等の国々を遍歴し、献身的な努力により寄付金を募り、これを基金として大正3年7月7日現在の地に医療施設として開設されました。
当時の日本には、保険制度は無く、生活困窮者に対する医療救済の方法は全く講じられていなかったので、この面に援助の手をさしのべた当院は、
貧しい人、浮浪者にも一様に手厚い治療を施し、県内はもちろん、隣県からも多くの人が来院し、「ドイツ病院」「お助け病院」と呼ばれる程でした。
このような情勢で、経営的に大きい犠牲がはらわれ、財政上の困難が続きましたが、創立者ヨゼフ・ライネルス師の東奔西走超人的な活動と、
ドイツから派遣された聖霊会シスターの献身的な奉仕によって困難を克服し今日の基礎を築きました。
大正3年7月 | カトリック宣教師ヨゼフ・ライネルス師によって開設 (名称は聖霊病院、当時 病床数36床) |
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昭和7年 | 付属救済部慈善館創設 |
昭和8年 | 託児および保護児童収容施設併設 (現在の聖霊愛児園、聖霊乳児院、聖霊保育所の前身) |
昭和27年 | 社会福祉法人に組織変更 |
昭和31年 | 付属准看護学院設立(至 昭和53年) |
昭和43年 | 金沢聖霊総合病院と改称(当時230床) |
平成20年11月 | 漢方内科新設 |
平成25年10月 | 新修道院完成 |
平成25年10月 | 金沢聖霊総合病院新築工事着工 |
平成25年12月 | 電子カルテシステム導入 |
平成27年3月 | 新病院完成(60床) |