看護研究・事例検討発表会
令和2年10月19日、院内看護研究発表会・事例検討発表会を開催しました。
今年度は、国立病院機構金沢医療センター附属金沢看護学校 副学校長 西村民子先生にご指導をいただき、約1年間取り組んだ成果を発表しました。
看護研究は、3階病棟から「便秘のある患者に介入した2事例」の発表でした。
高齢者の様々な要因からなる便秘の援助について、患者さまに合わせた安楽な方法や、退院後も継続できる方法などを工夫し取り組んだ事例でした。高齢者の排泄ケアの重要性を再認識するとともに、治療の状況を見守りながら生活を整え、退院後の生活を見据えた援助の必要性を実感しました。
事例検討では、2年目の助産師と看護師が、患者様との関りを振り返り、1事例を選び、事例を通して学んだことを発表しました。看護を振り返り文章にまとめたことで、当時見えなかったものに気づき、自身の成長に繋がり看護の素晴らしさを実感できたという発表でした。発表後には、近くで成長を見守っていた同病棟のスタッフからのコメントや講師からの講評があり、研究や事例に対する考え方や取り組む姿勢を学ぶ機会となりました。
西村先生の、「研究や事例検討を通して、日々の看護実践を高める。」というお話から、私達看護職は、日頃の患者さんとの関わりを通して、看護観を深め成長していくのだと実感しました。参加者にとっても、他者の事例を通して自身の看護を振り返り看護観を見つめ直す良い機会となりました。