ナラティブ研修会
令和2年11月22日(木)看護部でナラティブの研修会がありました。
今年で14年目になります。コロナ禍にある今年は、研修内容や方法、環境に配慮した開催となりました。
ナラティブとは、臨床で経験したことを物語にして語り伝えるものです。
語り手はその経験を語ることで振り返りと学びがあり、聞き手は他者の話を聞くことで追体験し、自己の看護観を刺激することにより、新たな学びを得るというものです。
今年は、「Aさんが頻尿を訴える訳」「葦舟を見送るまで」と題した2名のナラティブの発表でした。
日頃の看護の中で、患者さんの言動の本当の思いや心の揺れに寄り添い、優しいまなざしで関わった看護師や助産師の繊細な気づき、そして声掛けや行動に、参加者は心を動かされました。
発表後の分かち合いでは、参加者から過去の看護を追体験できた事や大事にしている看護を共感できた事などが話され、沢山のナラティブを共有し温かい気持ちとなりました。
さらに、患者さまの思いを傾聴し、心の揺れに寄り添いながら、その方々の意思を尊重したサポートを行っていきたいという元気をもらいました。