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シスターのおことば 令和4年9月

 病院の東側には病院の聖堂と聖霊修道院の建物が繋がっています。当院と修道院の関係は深く、1913年12月に聖霊奉持布教修道女会(以下聖霊会)ドイツ人のシスター4人が金沢において病院設立準備のために修道共同体を始めました。

 当時、カトリック新潟教区長であったヨゼフ・ライネルス師(神言修道会ドイツ人宣教師)が北陸地方を訪問し、貧困者と結核患者が多かった状況に心を痛め、金沢に病院を設立することを決めました。聖霊会に医療看護と経営の奉仕を委託しました。そして、1914年7月に病院の祝別式が行われ、その名前を聖霊病院と名付けました。聖霊会のシスター達が今の聖霊病院がこの地に根付いた歴史の基礎を築くことができました。多いときは30人以上のシスター達が病院のあらゆるところで働き、当時は「お助け病院」と呼ばれるほど生活貧困者を対象に無医村診療などを通して献身的に奉仕活動を続けました。シスター達の高齢化により今は病院で働くシスターはいませんが、まだ周囲の聖霊の施設や聖堂の管理など色々なところで深いつながりや関わりを持っているのは感謝です。                         (聖霊修道院Sr.Fides kim)

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